ジメジメ暑い日のエアコンは、冷房と除湿(ドライ)どっちが良いの?
マイホームを新築して約2年、寒い冬も暑い夏もこのエアコン1台で全館カバーできているので、高気密・高断熱・計画換気のコンボは強いなーと感じています。
モチ子は、ケッペンに言わせるところの亜寒帯湿潤気候の地域に住んでいますが、夏はフツーに暑いです。
冬極寒なのだから、夏くらい涼しくあってほしいのですが、そうはいかないようです。
日本の夏は湿度が高く蒸し暑いので、この湿気だけでも取り除くことが出来ればだいぶ体感温度が下がるのでは?と思ったり、でも冷房だって除湿効果はあるよね、と思ったり。
そして、湿気は大切な「家」にとっても脅威です。
建物に湿度が与える良くない影響は「湿害」と呼ばれ、木材が過分な湿度を含むと腐朽菌の影響等により最終的には強度低下を起こすこともあります。
とにかく、ジメッと蒸し暑い日に「冷房」を使うべきなのか「除湿」を使うべきなのかよく分からないので、とりあえず取扱説明書を読むことにしました。
ワラビモチ家のエアコンは新築時に工務店経由で設置したもので、「この家の性能に合う製品をおまかせで」と丸投げしたくらいこだわりが無いので、今回初めて取扱説明書を読みました。(オイ)
エアコン本体に記載された型番を見ると「MSZ−HXV565S−W」とあります。
(字が小さくて見えづらいので間違っているかも。笑)
もちのろん寒冷地仕様で、今となっては旧型品です。
まずは「冷房」の解説を読みましょう。
<さらっと除湿冷房について>
体感冷房時は冷房運転と除湿運転を自動で切り替えます。設定した温度に近づくまでは冷房 運転でお部屋の温度を下げ、設定温度に近づいたときは除湿運転に切り替えてしつどを下げる運転を行います。室温が上昇したときは、再び冷房運転に戻ります。
・冷房除湿切替で、さらっと除湿冷房での冷房運転から除湿運転への切替えの頻度を設定することができます。
・ハイブリッド冷房運転時は除湿運転には切り替わりません。
次に「除湿」の解説を読みます。
除湿運転は再熱除湿方式で、お部屋の温度低下を抑えた除湿を行います。(さらっと除湿冷房)
・除湿運転のときは、温度を設定することはできません。
・お部屋の湿気が多いとき、外気温度が低いときなど設定したしつどにならない場合があります。
・外気温度によっては、お部屋の温度が下がることがあります。
・消費電力はお部屋の温度やしつどの条件で異なります。
お、我が家のエアコンは「冷房」を選択したとしても、冷房と除湿を自動で適宜切り替えしてくれるようなので、湿気より温度が気になるような時はいつでも冷房をピッ!で良さそうですね。
また、今まで除湿をピッ!とした際には、多少なりとも室温が下がるものと思っていたのですが、一応室温低下を抑える機能が働いているため肌寒くなりにくいようです。
ひとくちに除湿といっても、除湿方法には2種類あります。
ワラビモチ家のエアコンが除湿に伴い冷えた空気を暖めなおす「再熱除湿方式」であるのに対し、「弱冷房除湿」ではその名もズバリ弱い冷房で除湿します。
なので「弱冷房除湿」は除湿と言うより、冷房(の副産物で除湿もできる)と言った方が良いような気がします。
こう書くと「弱冷房除湿ってショボいなー」と思われるかもしれませんが、弱冷房除湿の最大のメリットは電気代が安いことです。
「弱冷房除湿」は、「冷房」より「再熱除湿」より電気を食いません。
一番電気代が掛かるのは「再熱除湿」なんです。
かと言って「じゃあ、再熱除湿は極力使わないようにしよう!」というのは勿体無いですよ。
涼しい時期に大雨などで室内がジメッとしている場合には再熱除湿がぴったりです。
先ほども言いましたが、「家」にとっても高すぎる湿度は害です。
大切なマイホームの寿命を延ばすためにも、湿度コントロールは重要です。
再熱除湿を使えば、「室温がこれ以上下がると寒いけれど、湿気が気になるから冷房かけるか・・」なんて、無駄な寒さに耐えなくても良いのです。
ただ、再熱除湿機能がついていない機種もあるようなので(特に下位クラスモデルだと)、そこは各自チェック願いますぞ。
ところで、
美肌(ピュアミスト)機能というのがあるのですが、こんな機能いらな・・いろいろと考えるものですね。
エアコンでも何でもそうですが、覚えきれないほどたくさんの機能はいらないので、重要な機能を特化した製品づくりをしてほしいです。
- 2017.07.28 Friday
- 電気料金